フェーマス売込み隊が行く!

kishi3

第30回 □月△日   

 

以前に、スクーリングで各地の受講生と会うことも売込み隊の仕事の一つであると伝えました。

それと同様に、色々なギャラリーで催されるグループ展や個展を回ることで、描き手と会うということがあります。

オープニングパーティーなどがあると、なるべく顔を出すようにしています。パーティーでは出品者だけでなく、色々な人にお会いできるので、非常に有意義な時間が過ごせます。

意欲的にグループ展に参加したり、個展を開催したりすることはイラストレーターの活動として重要だと思います。

ただし、どこのギャラリーでやるのかよく考えた方がいいでしょう。なぜなら、お金がかかることだからです。イラストレーターとして個展やグループ展をやる場合、やはりイラストの仕事につながる要素を考えるべきです。それには人との繋がりができるかどうかがポイントになると思います。業界関係者が見に来ることが多いところはいいですよね。(『月刊フェーマス』2007年8月号P16〜17参照)ただし、注目されているギャラリーでは、誰でもできるというわけではないようです。それなりに審査もあるので、作品のクオリティーを高めることは大前提となるでしょう。

その他、グループ展などに参加するとイラストレーター同士の繋がりができ、お互いに情報交換できる仲間を作ることができるという点でプラスの要素はたくさんあります。

まずは、展示できるだけの作品をたくさん描いて、どんなギャラリーがあるか探して、自分がいいと思ったところがあれば、個展開催に向けて動いてみるのもいいかもしれません。

みなさん、是非、がんばってください。


イラストレーション:岸村 光子