フェーマス売込み隊が行く!

artcenter2007-09-13

第29回 □月△日   

 

売込み隊も発足してはや2年が経過したことは、これまでに何度かお伝えしておりますが、この間、何度もお会いしたりしているクライアントさんはたくさんあります。

一度お会いしただけでは、なかなか仕事に結びつきにくいものです。なぜなら、その時、先方がイラストレーターをすぐにでも必要としているのか、また、自分のイラストが都合よくフィットするのかわからないからです。

また、一度訪れただけで、それから顔を出さなければ、忘れ去られる可能性もなきにしもあらずです。お会いしてお話をすれば、少なくとも思い出してはいただけるものです。今回、お会いしに行ったクライアントさんには、アポの時に、「わざわざ来ていただくのもなんですし、送っておいていただければいいですよ。」といわれました。その時には、「いずれにしても近くまで出向く用もあるので、ごあいさつがてらお届けします。」ということで、直接お会いする約束をしました。

こうした場合に重要なのは、先方も忙しいわけですから、無理矢理にアポをとるのではなく、近くに行くついでもあるので、お届けに行きますというニュアンスを伝えることです。いらっしゃればごあいさつをいたしますし、いらっしゃらなければ受付にでも預けていきますくらいののりで話すと、先方も気軽に考えてくれてアポも取りやすいかもしれません。

今回のクライアントさんと会ってお話した時に、たまにはお顔を見て話さなければということを伝えたら、「確かにそうですね。忙しさに紛れて忘れてしまうこともありますからね。」とのことでした。直接手渡すと、今度このイラスト集から選んでみようという気もおこりますが、送るだけだと、その他のDMなどに紛れてしまい、そちらに意識がいかない時もあるとのことでした。

やはり、できるだけお会いしてお話するほうがよいわけですが、頻度ということも考えなければいけません。たびたびとなると忙しさもあり、しつこいと思われることもあるかもしれません。そこのさじ加減はなかなか難しいところかもしれませんが、少なくとも半年に1回くらいはお会いして、イラストを見せて意見をいただきたいものです。

イラストレーション:岸村 光子