フェーマス売込み隊が行く!

artcenter2006-08-21

第20回 □月△日 14:00〜  


今回は月刊フェーマス6月号にも紹介された渋谷ロフトへの売込みの経緯をお話します。

クリスマスシーズンも間近のある金曜日の夕方、ある代理店から一本の連絡がありました。

内容はクリスマスシーズンに渋谷ロフトの看板に使えるイラストを探しているとのこと。イメージはすでにあるので、そのイメージにあった有りもののイラストが欲しいとのこと。納期のことを考えると描きおこしでお願いしている時間はないとのこと。納期は月曜日とのことだったのです。

先方も色々探していたところ、どうやらフェーマスのホームページのWebイラストックに行き着いたようなのですが、Web上で何度もクリックを繰り返して探していても埒が明かないと思ったようで、フェーマスに直接連絡が来ました。

いきなりのお話でもあり、先方の具体的なイメージも電話ではイマイチよくつかめないと思った売込み隊は、印刷物となっているイラストックがあるので、それを見てもらったほうが早いと思いますとお伝えしました。それでは早速送っていただけますかということでしたが、ただ送るだけで終わってしまうともったいない話だと考え、また、先方も急ぎのようでしたので、今からイラストックを持ってお伺いしますとお話しました。

今から行くと話したら、先方は少し驚いていたようでしたが、急ぎということもありお願いしますとのお返事が戻ってきました。

結局、この時は時間的な問題もあり、結果には結びつきませんでしたが、先方とつながりができたのは大きかったです。

その後、2ヶ月程たって再度、連絡があり、『月刊フェーマス』6月号P27の記事にあるような結果に結びつきました。

ここでポイントとなるのは、まず、最初に連絡があったときにすぐに先方に会いに行き、名刺を交換しておいたことです。前にもお話しましたが、名刺だけでも交換して顔をつないでおけば、いずれ何かの時に話が来る可能性があります。また、先方から連絡があった時にすぐに動いたことも、先方に印象付けをする要因になったかもしれません。

大抵のクライアントさんは納期としては切羽詰った状況でイラストの発注をすることが多いので、迅速な対応は喜ばれます。

また、今回の片岡さんのように手が早いということも、イラストレーターとしてやっていくには、大きな武器となることも知っておくべきでしょう。

みなさん、がんばってください。

※ブログのイラストにチャレンジしたい方、ご連絡をお待ちしております。


イラストレーション:平栗 聡美